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禁煙記念日  2009年3月3日 「きゅうちゃん」さん


薗はじめクリニック院長 お世話になった皆様方へ お手紙ありがとうございました。
お返事が遅くなり申し訳ありません。

禁煙はおかげさまで継続しています。
禁煙という言葉は似合わないぐらい の気持ちです。
今、現在、私の中でタバコは存在しません。
本当に先生そして山本さんには感謝しても足りないです。

ただ、通院後 うつ病になっちゃいまして心療内科に通院して 一年近くになります。
その時もみんなに助けてもらいながら、 薬を飲みながら、何とか乗り越えられました。
最近薬も減り、色々な事を初めています。
ウォーキングや フィットネスとかですが・・

そして、禁煙を決意させてくれたのは、実はタバコアレルギーの 私達夫婦の宝物アリスです。
多分アリスがタバコアレルギーじゃなかったら 私は禁煙なんて考えていなかったと思います。 くわえタバコで犬の散歩をしている人達、タバコを吸いながら歩いている人の 後ろを歩くのは「なんでこんなオッサンの体内に入ったもんを私が吸うんじゃい! 男前ならともかく!」と一人で色々な毒舌爆裂です。

やめて何がよかったとか聞かれますが、生活の中で不必要なものと確信できたこと。
そして やっぱり私はえらかったぞーと胸をはれること。 時間とお金をかけて、通院して 今までも時間とお金をかけてタバコを吸って・・ 随分もったいないことをしてきたと実感します。

本当にありがとうございました。
先生もメールで沢山のアドバイスを頂いて感謝しています。
皆様もお体に気をつけて立派なお仕事を元気に続けてください。


(薗より)「きゅうちゃん」さんへ

禁煙できて本当によかったですね。
禁煙後に気分の落ち込みが見られたり、 やる気が出なかったり、別人のように沈んでしまったりすることが、時々 見られます。

このような現象は、「禁煙による精神の不調」と勘違いされ、それを防ぐために 「タバコが必要」とか「タバコは精神的には効用があるから禁煙したら 精神的に問題が起こる」というまやかしに利用されることがありますが、 そうではありません。
止めたときにそのような症状が出ることこそ、ニコチンの精神毒性なのです。
覚せい剤で、禁断症状による幻覚が出たからと言って、「覚せい剤は幻覚の 予防に効用がある」とは言いません。

ところが、ニコチンの場合は、そのような 勘違いがもっともらしく思い込まれてしまうことがあります。 タバコを止めようと思っても、いらいらしたり、タバコのことばかり考えてしまったり、 そういう支障が出ることそのものが、 ニコチンの恐ろしい依存性なのです。
だからこそ、そのような薬物に左右されて気分が変わらないように、 決してニコチンのような薬物に あやつられたりしないように、いつでも自分が自分でいられるように、 禁煙をする必要があるのです。

「きゅうちゃん」さんはそのことをとてもよく理解され、きちんと禁煙した上で、 うつの治療をお受けになられて良かったですね。 禁煙に伴う精神症状についても、本院では、出来る限りフォローしています。 落ち込みや意欲低下が不安な方も、安心して受診なさって下さい。
「きゅうちゃん」さんは本当にがんばられました。

かわいいかわいいアリスちゃんの笑顔を守って差し上げるために 大事なのは、飼い主さんのご健康です。
健康を手にした「きゅうちゃん」さんが、かわいいかわいいアリスちゃんと ご一緒に今後ますますお元気で豊かな人生を楽しめますように、心から お祈りしています。

どうもありがとうございました。


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