禁煙外来へのメッセージ
当クリニックでは禁煙外来にも取り組んでおります。
WHO(世界保健機関)は、「喫煙者の2人に1人はタバコが原因で早死にしている」と警告しています。世界では6秒間に1人がタバコのために命を失い、日本では毎年、喫煙によって11万人、受動喫煙によって2〜3万人がタバコのために命を落としています。
本院では、禁煙のための治療的サポートをする完全予約制の禁煙外来を毎日開設しています。タバコをやめたい方、愛する人にタバコをやめさせたい方、医療・看護・介護に関してお困りの方はどうぞお気軽にご相談ください。
保険を使った場合と使わなかった場合の費用の比較は、以下の通りです。
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ニコチン依存症に関わるスクリーニングテスト(TDS)で、ニコチン依存症と診断された方
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ブリンクマン指数(=1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上の方
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直ちに(1ヶ月以内)禁煙することを希望し、「禁煙治療のための標準手順書」に則った禁煙治療プログラムについての説明を受け、当該プログラムへの参加について、文書により同意している方
計5回の受診が必須です。
本数がよほど多くない限り、未成年者の方は適用になりません。
本院の禁煙外来の模様が、2006年5月17日のよみうりテレビニューススクランブルで報道されました。
禁煙できた加井裕司さんのお姿は、タバコがやめられない皆さんに大きな勇気となったことでしょう。報道では、本院の自由診療の費用の3割にあたる2700円程度の自己負担が算定されておりましたが、保険診療の自己負担額は国で定めた保険点数による診察料の3割負担となります。正確には以下の数字ですので、ご了承下さい。
保険診療と自由診療費用の比較
保険診療
(3割負担の場合)
自由診療
(全額負担)
初回:1720円
初回:3150円
2〜4回:1130円
5回:1120円
(毎回呼気中一酸化炭素測定の検査を含む)
2〜5回:1575円
合計 6230円
合計
5回受診の場合 9450円
4回のみの受診 7875円
3回のみの受診 6300円
5回受診が必須です。
3〜4回で中止も可能です。
保険診療、自由診療と問わず、毎回呼気中一酸化炭素濃度測定(マイクロスモーカライザーによる)と、尿中ニコチン代謝物濃度測定(ニコチェックによる)を行ないます。
ニコチンパッチは、条件を満たして保険適用になった方の5回の保険診療時の処方に限り、保険がききます。自由診療の場合やニコチンガムには保険がききませんので、ご注意下さい。